技術資料
2007年モデルU62Tミニキャブ

私の親父が、平成元年から農作業に使用していたHA2ホンダアクティトラックを更新し、U62Tミニキャブトラックを新規購入しました。
純粋な三菱メーカー系のディーラーではなく、JAのディーラーで購入したので、グレード名は「JAスーパーカスタム」となります。
もちろん購入に関しては私が間に入り、岡崎の本社と販売店であるJA整備工場と調整をしました。

向かって右側のヘッドライトの上に小さく「JA」マークがあります。
JAミニキャブスーパーカスタムは、三菱仕様からするとVX−SEグレードに強化リヤサスペンションとリブラグタイヤを付けたようなグレードになります。
これにメーカーオプションを3つ付けました。タフネス防錆パック・LSD・寒冷地仕様です。

荷台が低く、荷物の積み下ろしが楽なところがミニキャブの良い点です。

ディーラーオプションで、黄色のフォグランプを追加しました。非常に明るいのと、なかなか装着している車両が少ないので、とても気に入っています。

U6#T系の特徴である六角形のスピードメーターです。
<2008年3月20日追記>

ついに後付けタコメータを装着しました!
詳しくは技術資料「U6#系ミニキャブに後付けタコメータ装着」へ

フロアシフトと、その横に4駆H−L切り替えレバーです。他社の軽トラックはエクストラロー(EL)を採用していますが、三菱伝統の副変速機をミニキャブも採用しています。

最初に乗った時にどこにあるのか迷いましたが、右端に4駆切り替えスイッチがありました。

いかにも後付けに見えますが、れっきとしたディーラーオプションの左右スピーカーを装着しました。

カーオーディオです。とりあえずの純正がこのスピーカー内蔵の1DINサイズのFM/AMラジオです。
これを取り外して、1DINサイズのMD/CDコンバチモデルを取付けました。せっかくスピーカーも三菱、車も三菱ですので、ヘッドユニットも三菱電機製にしました。実はこの機種はディーラーオプションでも設定されています。
取付けは比較的楽でした。

灰皿を含むパネルが一体で取り外せました。ネジもなく、はめてありますので、手前に引いて外します。

パネルを外した状態です。もうコンパチ機が付いていますが、オーディオのフェイスの両側の4つのネジを外せばオーディオ全体が引き出せます。
配線は、びっくりするほど簡単でした。ディーラーオプションで左右ドアスピーカーを装着した場合に限りますが、三菱どうしなので、純正ラジオから14ピンのコネクターとアンテナ線を外し、コンパチ機の接続部に差し込むだけでした。

きれいに取り付けできました!!ただし音はちょっと物足りない感じなので、資金が許せばトレードインスピーカーに交換したいと思います。

気になったのがこのヘッドレストのボルトです。天音を乗せて走った時にちょうど後頭部にぶつかって痛がっていました。メイツ倶楽部員のかうちさんは何かパットを被せているそうです。私も何か工夫してみたいと思います。

何が写っているか分からない画像ですが、メーカーオプションのリミテッド・スリップ・デファレンシャルギア(LSD)です。他社軽トラックは電磁式か油圧式のデフロックですが、これらは4駆状態の時にしかロックできないようになっています。ところが三菱のLSDなら2駆でも作動する優れものです。

納車前から準備していた、13インチタイヤ・ホイールです。ホイールは12穴マルチで幅は4J、タイヤは155/70R13ですが農作業でも対応できるように、スタッドレスタイヤの中古(BSのMZ02)を装着しています。これなら安く手に入りますし、泥の地面でも走ることができます。

「最初の4WD」と「最新の4WD」の2台のスナップです。共通点はタイヤサイズくらいでしょうか?

早速のカスタマイズです。三菱CIマークを赤色にしました。ただし、U6#前期型や他の三菱車からの流用ではなく、単に純正の三菱マークにカッティングシートを貼っただけです。耐久性に多少の不安がありますが、はがれたらまた切って貼ればいいですから気楽です。

おまけです。
1/24スケールで組み立てた、U7#Tクリッパートラックのペーパークラフトです。日産のHPに行けばダウンロードできます。あえて直リンクはしませんので、興味のある方は捜してみて下さい。


というわけで、はしゃいでばかりもいられません。平成元年から17年半の長きの間、我が実家の農業を支えてきたHA2ホンダアクティトラックと、最期のお別れをしてきました。とても寂しい思いで画像に収めてきました。
まだまだ不自由なく動くのですが、エンジンの調子がちょっと悪くなってきました。
もうメーカーがエンジンのパーツを確保していないという噂もあり、ついに更新することになりました。
長い間本当にご苦労さま。そして、さようなら。
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