技術資料
U1#系ミニキャブにタコメータを装着

「八ヶ岳のUちゃん」倶楽部員から投稿がありました。
お約束
このコンテンツを見て作業を行い、自身が負傷されたり、お車が破損したり等のあらゆる責任は一切負いかねますので、すべてご自身の責任にて作業されますようお願い申し上げます。
何が起こりましても当方は一切責任を取れません。
作業に自信のない方は、お店などにお任せされることをお勧めします。
配線の概念図です。

最近の後付メーターはみんな電子制御となっていて、ポイント式の強いパルスに対応できるタコメータは稀少です。
選択肢も非常に少なく、ほとんど見かけなくなりましたが、永井電子(ウルトラ)から信号線が選択できるタイプが発売されました。
ただ、80Φとやや大きいため、取り付け場所を選びそうです。
52Φの製品はBLITZから、電子式ですが価格・信頼性とも手頃な物が発売になりました。
電子タコメータに対応できるよう信号を変換するアタッチメントを発売しているところもありました。

私は「CSO」から発売されている「IG/PC」というユニットを手に入れました。これで電子タコメータが付きます。
イグニッションコイルからの信号線取り出しは右側に出ている、白いスリーブを被った青色線です。

これをハーネスに沿わせて助手席の床下を通し(アンダーガードを外すなど、結構大がかりな作業でした)
助手席の足元にあるS字型のカバーを外し、床のグロメットから車内に引き込みます。(手前の青い線)

ココには、別途フォグランプなどの電源のためにバッテリーからヒューズだけを通して引き込んだ「増設常時電源」線も通してあります(左側のジャバラ)ここの上部、グローブボックスの真裏あたりにIG/PCユニットを両面テープで貼り付けました。
以前、別の車でラジオのアンテナ線の近くにタコの信号線が通されていたことが原因で、パリパリとノイズが入って困ったことがありましたが、今回は変換した後の信号のためか大丈夫でした。
イグニッション電源はヒューズボックスから「電源取り出しヒューズ」でヒーター回路の電源側から横取りします。これにはデイライトLEDも接続しています。

常時電源(気筒数設定のメモリーに必要)が手近に無い場合には、その電源も必要になります。
一度すべての配線を接続して動作試験をやってみました。

位置決めは迷うところですが、主メーターの左上としました。

時計(メクラ蓋が標準ですが)を外し、支障のない場所に穴を開けて付属ハーネスを通します。コネクタが小型なのに意外と大きな穴が必要でした。

時計が付いていない車の場合は、ここに時計用の「常時電源・アクセサリ電源・スモール・アース」の4本がコネクタで来ていますから、これを利用する手もあります。
昼モード(タコメータのバックライトが明るい状態)では、まぶしいぐらいに明るすぎることもわかりましたので、スモール配線(バックライト減光)はイグニッション線と一緒に接続して「常時減光」にしてしまいました。
さらに、メーター枠の銀色が似合わないと思ったので黒く塗装して本設置になります。
気筒数の設定をして、オーバーレブのワーニング位置も確認しておきます。
実際に走行してみると、リアガラスがメーターに映り込んで見にくくなるため、上下方向の角度はあとで調整し、水平に近くなりました。

取り付けてみて、エンジンが「意外とよく回っている」ことを改めて感じます。あるいは普段の運転が「回しすぎ」の部分もはっきりとわかりました。
以上、取り付けレポートでした。
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