技術資料
青春の想ひ出・L015Gミニキャブトラックのスケールモデル



先日久しぶりにこれらのネガを引っ張り出してきました。とても懐かしい気持ちでいっぱいになったので、画像掲載します。
世界に一つしかない、1/24スケールのL015Gミニキャブトラックのプラスティック製スケールモデルです。



まんざらフルスクラッチ(何もないところからの自作)というのは大変ですので、市販のキットをベースにしました。
ベースはこの「アオシマ文化教材社」製のキャリアカーシリーズです。私のミニキャブとほぼ同じ世代に当たるスズキキャリイST30型をキット化した、数少ない軽トラックのプラモデルです。
このシリーズは1980年頃に発売されました。その後1992年頃に復刻発売されたものを手に入れて、改造したのです。
記憶ではこの「たこ焼キャリィ」でしたが、ボディーの成形色が青なので、違う屋台を買ったようです。他にはラーメン・ハンバーガー・お祭り等の屋台がモデル化されていました



キットを手に入れたのは1992年の夏、大阪江坂の東急ハンズでした。それから1993年の春にかけてじっくりと仕上げていきました。
ホイールベースを延ばしたり、ボディーのくぼみ部分のプレスの再現は、削ってへこませるのではなく、ふくらんだ方にプラ板をはったりして、いろいろ手を掛けました。



この写真は1995年の春、モデルカーズという自動車趣味の雑誌に投稿するために撮影しました。「クルマも模型も大好きだ」という企画で、自分が乗っているクルマを模型で再現しているというもののコンテストが開催されたので、これは応募しなければ!と、実車とオーナー自身との写真と共に送りました。車両が珍しかったのか見事に入賞し、模型の写真だけでしたが掲載されました。



その後模型は実家の応接間に飾っていました。しかし、実家の甥っ子の格好の遊び道具になったらしく、ぼろぼろになって不燃物に捨てられてしまったらしいのです。いまはもう記憶と写真にしか残っていません。



当時実車の方はボディーの下の方からどんどんサビが進んできていて、乗り続けられるかどうかかなり悩んでいました。しかしコピーである模型が失われてしまって、もっと乗り続けよう、と決意することになりました。

今でも何か立体で残したいので、トミカのこれまた偶然にST30スズキキャリイがあるので、いつかミニキャブに改造してやろうと構想だけが進行しています。

技術資料一覧表ページに戻る
トップページに戻る